遮熱塗料と断熱塗料、どう違う?住まいに最適な省エネ塗装の選び方
近年、夏は40度近い猛暑日が増え、冬の寒さも厳しくなっています。電気代も高騰する中、住宅の省エネ性能は家族の快適さと家計を守る重要なポイントになりました。
そこで注目されているのが、外壁や屋根に施す「遮熱塗料」や「断熱塗料」です。森ルーフ建装では、これらの省エネ塗料を使った塗装で、遮熱性や断熱性を向上させ、冷暖房の使用頻度を減らすご提案をしています。
岐阜、愛知、三重で創業42年以上、地域の建物を守り続けてきた私たちだからこそ伝えられる、省エネ塗料の選び方と施工のポイントを詳しくご紹介します。
遮熱と断熱、その違いを知っていますか?
「遮熱」と「断熱」。似たような言葉ですが、実は建物を守る仕組みがまったく違います。どちらも室温を安定させるという目的は同じですが、アプローチが異なるのです。
遮熱塗料は太陽の熱を跳ね返す
遮熱塗料の役割は、太陽光に含まれる熱エネルギー、特に近赤外線を反射することです。イメージとしては、日傘を差して直射日光を避けるような感じですね。
屋根や外壁に遮熱塗料を塗ると、表面温度の上昇を抑えることができます。真夏の屋根は何も対策をしていないと70度以上になることもありますが、遮熱塗料を塗ることで表面温度を10度から15度程度下げることができます。
これにより、建物内部に伝わる熱が大幅に減り、冷房の効きが良くなります。特に2階建て住宅の2階部分や、屋根裏部屋の暑さ対策として効果を発揮します。
「以前は2階が暑くてエアコンをつけてもなかなか涼しくならなかったのに、遮熱塗料にしてから冷房の効きが全然違う」というお客様の声をよくいただきます。
断熱塗料は熱の移動を遅らせる
一方、断熱塗料は熱が壁や屋根を通過するのを遅らせる働きをします。これは魔法瓶のように外の熱を遮断し、室内の温度を保持するイメージです。
断熱塗料には、塗膜の中に微細な中空ビーズなどが含まれています。これらが熱の伝わりを抑えることで、外気温の影響を受けにくくします。
断熱塗料の特徴は、季節を問わず効果を発揮することです。夏は外からの熱の侵入を遅らせ、冬は暖房で温めた室内の熱が外に逃げるのを防ぎます。つまり、年間を通じて室内環境を快適に保てるのです。
岐阜市のあるお客様からは、「冬場の暖房費が前年と比べて明らかに下がった」というご報告をいただきました。断熱効果により、暖房効率が上がったためです。
省エネ塗料がもたらす相乗効果
私たち森ルーフ建装が提供する省エネ塗料は、この遮熱と断熱の機能を兼ね備えたものや、どちらかに特化した高機能なものがあります。
省エネ塗料を塗ることで遮熱性や断熱性が向上し、冷暖房の使用頻度を減らせます。その結果、電気代の節約につながります。月々数千円の節約でも、年間で考えれば大きな金額になりますし、10年、20年と長期で見ればその効果は非常に大きいものです。
さらに、エネルギー消費を減らすことは地球環境の改善にもつながります。外壁や屋根の塗装は、見た目を美しくするだけでなく、持続可能な社会への貢献にもなる重要なリフォームなのです。
塗料だけでなく建材の断熱性能も重要です
省エネ効果を最大限に引き出すためには、塗料だけでなく、建物の外壁材自体が持つ性能も考える必要があります。
金属サイディングが持つ優れた断熱性
私たちが取り扱っている外壁材の中でも、特に金属サイディングは軽量で断熱性に優れた素材です。
金属サイディングは、表面の金属板の裏側に断熱材が充填されている構造になっています。この断熱材が熱の移動を効果的にブロックするため、部屋の温度を一定に保ちやすく、一年中快適な生活を送ることができます。
実際に岐阜市内のお客様のお宅では、劣化した板金壁の張替え工事を行いましたが、その際に使用した板金は断熱材入りのものでした。工事後、お客様から「室内の温度変化が穏やかになった」というお声をいただいています。
既存の外壁材との組み合わせも効果的
現在多くの住宅で使われている窯業系サイディング(セメントに繊維質を混ぜて作られたサイディングボード)の場合でも、遮熱・断熱塗料を施すことで熱性能を大きく向上させることができます。
窯業系サイディング自体の耐久性も同時に高められるため、家の寿命を伸ばし、長く快適に過ごすことにつながります。
私たちは創業以来、公共工事から一般住宅まで多岐にわたる施工実績があります。その経験から、建物の構造や既存の外壁材に合わせた最適な省エネ対策をご提案できます。
最適な省エネ塗料を選ぶために必要なこと
遮熱塗料や断熱塗料の効果は、建物の立地条件や既存の屋根・外壁材の種類によって変わってきます。だからこそ、正確な診断と専門知識が必要なのです。
外壁診断士による詳細な現状把握
最適な省エネ塗装を選ぶ第一歩は、建物の現状を正確に把握することです。
外壁の劣化症状は、ハウスメーカーごとに特徴があることも多く、一般の方には判断が難しい場合があります。私たち森ルーフ建装では、外壁診断士がお客様の家の状況を細かく診断します。
診断では、屋根や外壁の素材、劣化の程度、日当たりの状況、周辺環境などを総合的にチェックします。その上で、お客様のご要望や予算も伺いながら、最適な遮熱・断熱塗料をご提案します。
例えば、西日が強く当たる外壁には遮熱効果の高い塗料を、冬場の冷え込みが厳しい北側には断熱性能に優れた塗料をといった具合に、部位ごとに使い分けることもあります。
分かりやすい打ち合わせと施工仕様書の作成
診断結果をもとに、分かりやすい打ち合わせと施工仕様書を作成します。専門用語ばかりではお客様も不安になりますから、実際の写真や図を使って、どこにどんな塗料を使うのか、なぜその塗料が最適なのかを丁寧にご説明します。
お客様が納得されてから施工に入るのが、私たちのやり方です。疑問や不安があれば、何度でもご説明しますのでお気軽にお尋ねください。
自社施工だからこそ実現できる品質
省エネ塗料は、規定の膜厚を確保し、均一に塗らなければ本来の性能を発揮できません。薄く塗ってしまったり、塗りムラがあったりすると、期待した効果が得られないのです。
私たち森ルーフ建装は、施工を下請けに丸投げせず、自社で行っています。長年の経験を持つ職人が、一軒一軒丁寧に施工します。
工事完了後は、各工程の写真付き完成仕様書を製作してお渡しします。どの工程でどのような作業を行ったかが一目で分かるため、施工の透明性が保証されます。
さらに、施工箇所には最長10年の保証書をお付けしています。この長期保証は、私たちの技術と自社施工への自信の表れです。
創業42年以上、地元でコツコツと塗装業を営んできた実績が、お客様に安心してお任せいただける信頼につながっていると自負しています。
省エネ効果を長持ちさせる総合メンテナンス
どんなに高性能な省エネ塗料を塗っても、建物自体が劣化していては効果が長続きしません。省エネ効果を維持するためには、総合的なメンテナンスが必要です。
防水対策は省エネ効果を守る要
水の侵入は、断熱層や構造材にダメージを与え、省エネ性能を急激に低下させる原因になります。
私たちは、住宅や工場、学校施設などのベランダや屋上の防水工事も行っています。防水は雨の侵入や建物の劣化を防ぐために不可欠です。
最近はゲリラ豪雨や台風が強くなっており、防水層には大きな負荷がかかっています。定期的に点検をしておくことが大切です。
実際、ベランダの防水シートが劣化していたために、室内天井に雨漏りの被害が出てしまったケースもありました。早めに点検・補修をしていれば防げた被害です。
防水工事と省エネ塗装を同時に行うことで、建物を熱と水の両方から守り、長期的に快適な住環境を維持できます。
樋のメンテナンスも忘れずに
樋の劣化を放置すると、溢れた雨水が外壁に流れて塗膜の劣化を早めてしまいます。雨漏りをしていなくても、樋の劣化が他の箇所に影響を及ぼすことがあるため、早めのリフォームが大切です。
樋を健全に保つことで、外壁の省エネ塗料の塗膜が長期間にわたって保護され、省エネ効果も維持されます。
室内環境の改善も快適さの一部
外側の省エネ対策だけでなく、室内の環境も整えることで、より質の高い快適な生活が実現します。
私たちは室内塗装において、抗菌塗料としてcozy pack airを推奨しています。この塗料は超低臭で消臭効果もある室内用水性塗料で、病院や学校などの内壁にも使われるほど衛生的です。
外装の省エネ対策と室内環境の改善を合わせることで、家全体が快適な空間になります。
お客様の利便性を考えたサポート体制
省エネ塗装は大きな投資になりますので、私たちはお客様が安心してリフォームを進められるよう、手厚いサポートを行っています。
資金面で不安がある方、貯金を崩したくない方には、リフォームローンをご利用いただけます。無理のない返済プランで、必要なリフォームを先延ばしにせず実施できます。
また、お忙しい方や遠方にお住まいの方のために、Zoomを使用したオンライン打ち合わせも可能です。直接お会いするのが難しい場合でも、画面を通じて丁寧にご説明し、ご要望を伺います。
省エネ塗装は未来への賢い投資です
遮熱塗料は主に太陽の熱を反射し、断熱塗料は熱の移動を遅らせることで、建物の温度を安定させます。
私たち森ルーフ建装が提供する省エネ塗装は、これらの機能によって遮熱性や断熱性を向上させ、電気代の節約や地球環境の改善につながります。
最適な塗料を選ぶためには、外壁診断士による精密な診断と、創業42年以上の経験に基づいた専門的なアドバイスが欠かせません。
私たちは自社施工と最長10年保証という確かな技術と信頼性をもって、お客様の住まいに最適な省エネ塗装を提供します。「リフォームで感動させてみせます」という理念のもと、暮らしを豊かにし、建物の寿命を最大限に延ばすお手伝いをします。
外壁や屋根の塗装は、見た目を良くするだけではありません。家族の快適さを守り、家計を助け、環境にも優しい、未来への投資なのです。
岐阜、愛知、三重で省エネ塗装やリフォームをお考えの方は、ぜひ森ルーフ建装にご相談ください。
お問い合わせ先
森ルーフ建装は、岐阜、愛知、三重にて、外壁塗装、防水、遮熱・断熱施工など、建物の総合的なメンテナンスを行っています。
お電話でのお問い合わせ: 0120-48-3618
所在地: 岐阜県安八郡輪之内町楡俣字船付151番地1
対応エリア: 岐阜、愛知、三重
省エネ塗装・リフォームなら、創業42年以上の信頼と実績を持つ森ルーフ建装にお任せください。