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【施工実績】安八町T様邸の外壁塗装工事 – チラシからのご依頼で実現した丁寧な修繕

はじめに – T様との出会いとご依頼の経緯

こんにちは。森ルーフ建装の森です。

今回は、安八町にお住まいのT様邸で行った外壁塗装工事についてご紹介します。T様は私たちが配布したチラシをご覧になり、お問い合わせくださいました。

最初のご相談内容は「外壁の汚れが気になる」というものでした。確かに築年数も経過しており、外壁表面には汚れが目立っていました。しかし実際に現地調査を行ったところ、汚れだけではなく、クラック(ひび割れ)や塗膜の剥がれなど、建物の寿命に関わる劣化が複数箇所で見つかったのです。

私たちは創業42年、父の代から地元でコツコツと塗装業を営んできました。その長い経験の中で学んだことは、表面的な美観だけでなく、建物の機能を守ることが何より大切だということです。

T様には丁寧に現状をご説明し、汚れの除去だけでなく、構造を守るための修繕工事の必要性をお伝えしました。T様も私たちの説明に納得してくださり、「安心して任せられる」と工事をご依頼いただくことになりました。

岐阜、愛知、三重の東海三県を中心に、外壁塗装、防水、遮熱、室内塗装など建物に関する幅広いサービスを提供している私たちだからこそ、お客様の大切な住まいを長持ちさせる提案ができると自負しています。

T様邸で見つかった劣化症状と対応方法

外壁のクラック(ひび割れ)について

T様邸の外壁を詳しく調査したところ、複数のクラックが確認されました。クラックとは外壁に入るひび割れのことで、一見すると小さな線のように見えますが、建物にとっては重大な問題です。

なぜクラックが危険なのか。それは雨水の侵入口になるからです。

外壁にひび割れがあると、そこから雨水が内部に染み込みます。すると外壁材の内側にある構造材(柱や梁など)が水分を吸収し、徐々に腐食していきます。木材が腐ると建物の強度が低下し、最悪の場合は大規模な補修が必要になってしまいます。

T様邸では幅0.3ミリ程度の細いクラックから、1ミリを超えるやや深刻なクラックまで、様々な状態のひび割れが見られました。私たちはそれぞれのクラックの状態に応じて適切な処理を行いました。

細いクラックには弾性のあるシーリング材を充填し、より深いクラックにはVカットという手法で溝を広げてからシーリング材をしっかりと充填しました。この処理により、雨水の侵入を完全に防ぐことができます。

塗膜の剥がれと下地処理

T様邸では塗膜の剥がれも複数箇所で確認されました。塗膜の剥がれとは、外壁に塗られた塗料の膜が劣化して浮き上がり、剥がれてしまう現象です。

外壁塗装は単に見た目を綺麗にするためだけのものではありません。外壁材を紫外線や雨風から守るという重要な役割があります。塗膜が剥がれると、この保護機能が失われ、外壁材そのものが劣化してしまうのです。

特にサイディングボードという外壁材は、塗膜が剥がれると水分を吸収しやすくなります。水分を含んだサイディングは反りや割れが発生し、交換が必要になることもあります。そうなる前に適切な塗装で保護することが大切です。

T様邸では剥がれた塗膜を丁寧に除去し、下地をしっかりと整えてから新しい塗料を塗り重ねました。下地処理を怠ると、どんなに良い塗料を使っても早期に剥がれてしまいます。私たちは地味に見える下地処理こそが、長持ちする塗装の基本だと考えています。

その他の細かな修繕箇所

クラックや塗膜剥がれ以外にも、T様邸では細かな修繕が必要な箇所がいくつかありました。

窓まわりのシーリング材(コーキング材)が劣化して硬化し、ひび割れが生じていました。シーリング材は外壁材と窓枠の隙間を埋めて雨水の侵入を防ぐ重要な部材です。劣化したシーリング材は撤去し、新しいものに打ち替えました。

また、軒天(屋根の裏側部分)には一部に汚れや色褪せが見られたため、塗装で美観を回復させました。軒天は雨に直接当たらない場所ですが、湿気がこもりやすく、カビが発生することもあります。

こうした細かな部分まで丁寧に修繕することで、建物全体の寿命を延ばすことができます。T様にも「そんな細かいところまで見てくれるんですね」と喜んでいただけました。

私たちの施工へのこだわり

完全自社施工で責任を持つ

森ルーフ建装では、ご依頼いただいた工事はすべて自社で施工します。下請け業者に丸投げすることは一切ありません。

なぜ自社施工にこだわるのか。それはお客様へのお約束を確実に守るためです。

T様からいただいたご要望、私たちが現地調査で確認した修繕の必要性、これらの情報をすべて自社の職人が把握して作業にあたります。情報の伝達ミスがなく、施工品質を一定に保つことができるのです。

また、工事中に何か問題が見つかった場合も、すぐに対応できます。下請け業者を介していると、連絡に時間がかかり対応が遅れることがあります。自社施工ならその場で判断し、最適な処置を施すことができます。

T様邸でも工事中に追加で補修が必要な箇所が見つかりましたが、すぐにT様にご相談し、了承を得て対応させていただきました。このスピード感は自社施工ならではの強みです。

外壁診断士による正確な診断

私たちには外壁診断士の資格を持つスタッフが在籍しています。外壁診断士とは、建物の劣化症状を正確に診断し、適切な修繕方法を提案できる専門家です。

T様邸の調査でも、外壁診断士が隅々まで丁寧にチェックしました。単に目で見るだけでなく、外壁を軽く叩いて内部の浮きを確認したり、クラックの深さを測定したりと、専門的な手法で建物の状態を把握しました。

この正確な診断があるからこそ、適切な修繕計画を立てることができます。診断が不十分だと、必要な補修を見落としたり、逆に不要な工事を提案してしまったりする可能性があります。

T様にも診断結果を写真付きの報告書でご説明しました。「ここまで詳しく調べてもらえるとは思わなかった」と驚かれていましたが、これが私たちの標準的な対応です。

写真付き完成仕様書の作成

工事完了後、T様には写真付きの完成仕様書をお渡ししました。この仕様書には、工事の各工程の様子が写真で記録されています。

外壁塗装は完成すると、下地処理や下塗りの様子が見えなくなってしまいます。「本当にしっかり作業してくれたのか」と不安に思われるお客様もいらっしゃいます。

そこで私たちは、すべての重要な工程を写真で記録します。クラックの補修前と補修後、下塗り・中塗り・上塗りの様子、使用した塗料の缶の写真など、詳細に記録します。

T様からは「これがあると安心ですね。将来メンテナンスする時にも参考になります」とお言葉をいただきました。この完成仕様書は、次回のメンテナンス時期を判断する資料としても活用していただけます。

使用した塗料と機能性について

省エネ効果のある遮熱塗料

T様邸の外壁塗装では、遮熱機能を持つ塗料を使用しました。遮熱塗料とは、太陽光を反射して建物の表面温度の上昇を抑える塗料です。

夏場、外壁が太陽光を浴びると表面温度が60度以上になることもあります。この熱が室内に伝わると、エアコンの効きが悪くなり、電気代が高くなります。遮熱塗料を使うことで、外壁表面温度を10度から15度程度下げることができ、室内の温度上昇を抑えられます。

T様邸は南向きで日当たりが良い立地だったため、遮熱塗料は特に効果的でした。工事後の夏、T様から「確かに以前より涼しく感じる。エアコンの設定温度を上げても快適です」とご報告をいただきました。

遮熱塗料は初期費用は通常の塗料より少し高くなりますが、毎年の電気代削減を考えると十分に元が取れます。また、CO2排出量の削減にもつながり、環境にも優しい選択です。

耐久性に優れた塗料の選定

塗料選びでもう一つ重要なのが耐久性です。私たちはT様邸に、耐候性に優れたシリコン系の塗料を使用しました。

塗料にはいくつかのグレードがあります。安価なアクリル系塗料は5年程度で塗り替えが必要になりますが、シリコン系塗料なら10年から12年程度持ちます。さらに上のグレードとしてフッ素系塗料(15年以上)もありますが、コストとのバランスを考えると、一般住宅ではシリコン系が最適なことが多いです。

T様邸では予算とメンテナンス周期を考慮し、シリコン系塗料をご提案しました。T様も「次の塗り替えまで10年以上持つなら安心です」と納得してくださいました。

塗料メーカーも、信頼性の高い国内大手メーカーの製品を使用しています。安価な輸入品を使うと、色褪せや剥がれが早く発生するリスクがあります。少し高くても信頼できる塗料を使うことが、結果的にお客様の利益につながります。

工事期間と近隣への配慮

工事の流れとスケジュール

T様邸の外壁塗装工事は、足場の設置から撤去まで約3週間で完了しました。工事の大まかな流れをご紹介します。

まず初日に足場を組み立てます。外壁塗装では安全かつ丁寧な作業のため、必ず足場が必要です。足場設置には1日かかります。

2日目から3日目は高圧洗浄です。外壁に付着した汚れやカビ、古い塗膜をしっかりと洗い流します。この工程を怠ると、新しい塗料の密着性が悪くなります。

4日目から6日目は下地処理です。T様邸ではクラックの補修、塗膜剥がれの処理、シーリング材の打ち替えなど、丁寧な下地処理を行いました。この工程が最も重要で、時間もかかります。

7日目から9日目は下塗りです。下塗り材は外壁材と上塗り材をつなぐ接着剤のような役割を果たします。しっかりと乾燥させることも重要です。

10日目から12日目は中塗りと上塗りです。通常、塗料は3回塗りが基本です。各層をしっかり乾燥させながら塗り重ねます。

最後に細部の仕上げ、清掃を行い、足場を撤去して工事完了です。T様には各工程の開始前にお声がけし、進捗状況を確認していただきました。

近隣への挨拶と配慮

外壁塗装工事では、足場の設置や高圧洗浄で音が出たり、塗料の臭いが発生したりします。そのため近隣の方々への配慮が欠かせません。

工事開始前、私たちはT様と一緒に近隣のお宅に挨拶に伺いました。工事の期間、作業時間、ご迷惑をおかけする可能性のあることなどを丁寧にご説明しました。

工事中も、朝8時30分から夕方5時までの時間帯で作業し、日曜日は休工としました。また、高圧洗浄の際は水しぶきが飛ばないよう養生を徹底しました。

幸いT様邸の工事では近隣からのクレームは一切ありませんでした。それどころか、近所の方から「きれいになりましたね」「うちも検討しているので相談に乗ってほしい」といったお声をいただきました。

丁寧な対応は、新たなご縁につながります。これも地域に根差して営業してきた私たちの強みだと感じています。

アフターフォローと保証について

最長10年間の保証制度

工事完了後、T様には10年間の保証書をお渡ししました。保証内容は、塗膜の剥がれ、著しい色褪せ、防水性能の低下などです。

この保証は私たちの施工品質に対する自信の表れです。手抜き工事をすれば数年で不具合が出ますが、しっかりとした施工を行えば10年以上問題なく持ちます。

もちろん、経年劣化による自然な色褪せや、台風などの自然災害による損傷は保証対象外です。しかし通常の使用状況で不具合が生じた場合は、無償で補修させていただきます。

T様からは「10年保証があると安心です。何かあったらすぐ相談できますね」とお言葉をいただきました。実際、私たちのお客様の中には、ちょっとした相談でも気軽にご連絡くださる方が多くいらっしゃいます。

定期点検のご案内

保証期間中、私たちは定期的にお客様のお宅を訪問し、建物の状態を確認させていただいています。

T様邸にも工事完了から1年後に訪問し、外壁の状態をチェックしました。幸い特に問題はなく、塗装も良好な状態を保っていました。T様からは「わざわざ来てくれてありがとう。安心しました」と感謝のお言葉をいただきました。

この定期点検は、小さな不具合を早期に発見するためのものです。小さなうちに対処すれば、大きな修繕にならずに済みます。また、次回のメンテナンス時期についてもアドバイスさせていただきます。

お客様との長いお付き合いを大切にする。これが私たちの経営方針です。一度ご依頼いただいたお客様は、その後も困ったことがあればいつでも相談できる、そんな関係でありたいと考えています。

お客様の声とリピート率について

T様からは工事完了後、嬉しいお言葉をたくさんいただきました。

「チラシを見てお願いしたのですが、最初から丁寧に対応してくれて安心できました。外壁の汚れだけでなく、クラックなど見えないところまでしっかり直してくれて、本当に頼んで良かったです。家が新築のようにきれいになって、帰宅するのが楽しみになりました」

このようなお言葉をいただけることが、私たちの何よりの励みです。

私たちのリピート率は非常に高く、一度ご依頼いただいたお客様の多くが、次回のメンテナンスでも声をかけてくださいます。また、お知り合いをご紹介いただくことも多くあります。

T様も実は、工事完了から2年後にご友人をご紹介くださいました。「森ルーフさんに頼めば間違いないから」とご友人に勧めてくださったそうです。このようなご紹介ほど嬉しいものはありません。

まとめ – 森ルーフ建装が大切にしていること

安八町T様邸の外壁塗装工事は、チラシからのお問い合わせという小さなきっかけから始まりました。しかし私たちは、その期待に応えるだけでなく、期待を超えるサービスを提供することを目指しました。

表面的な汚れの除去だけでなく、建物の寿命を延ばすためのクラック補修や塗膜剥がれの処理。省エネ効果のある遮熱塗料の使用。丁寧な下地処理と3回塗りの徹底。近隣への配慮。そして充実したアフターフォロー。

これらすべてが、お客様に「頼んで良かった」と思っていただくために必要なことだと考えています。

私たちは創業42年、地元でコツコツと実績を積み重ねてきました。公共工事、店舗、工場から一般住宅まで、幅広い施工経験があります。その経験と技術を、一軒一軒の住宅に惜しみなく注ぎ込んでいます。

「おもてなしの心を忘れず、丁寧に仕事をする」これが私たちのモットーです。外壁塗装やリフォームを通じて、お客様を幸せにし、暮らしを豊かにし、社会に貢献する。そんな仕事を続けていきたいと思っています。

岐阜、愛知、三重の東海三県で外壁塗装やリフォームをご検討の方は、ぜひ森ルーフ建装にご相談ください。T様のように、チラシをご覧になってお問い合わせいただくのも大歓迎です。

お問い合わせは電話(0120-48-3618)または問合せフォームから承っております。お忙しい方にはZoomを使ったオンライン打ち合わせも対応可能です。資金面でご不安がある方には、リフォームローンのご案内もできます。

まずはお気軽にご相談ください。現地調査と見積もりは無料です。私たちがお客様の大切な住まいを守るお手伝いをさせていただきます。